製品特徴
ロータリーリンクコネクタ®とは

回転体(ROTOR)と静止体(STATOR)間での 双方向(または片方向)高速デジタル信号伝送 が可能。電磁誘導ユニット内蔵タイプでは、 電力の伝送も同時に行えます。
非接触で難題解決!
従来の常識を覆す、世界に類の無い回転コネクタ
ロータリーリンクコネクタⓇは、入力された電気信号を内蔵した光通信ユニットで光信号へ変換し非接触伝送することで、回転体と静止体間での双方向の高速デジタル信号伝送を実現する非接触回転コネクタです。
また、電磁誘導を利用した電力伝送ユニットを内蔵したタイプでは、非接触電力伝送も同時におこないます。
従来ケーブルにより制限されていた機器の可動範囲制限を無くし、革新的なシステムの構築が可能となります。
スリップリング等の接点方式の回線機材とは異なり、接触子の摩耗・破損や摩耗クズの発生が無いだけでなく、摺動によるノイズが生じないため、信号の劣化などのリスクがなく、回転体・静止体間で信頼性の高い回線の構成・保持が可能です。
従来、回転体から静止体間の信号・電力伝送方法として、以下の方法があります。
①ケーブルで繋ぐ有線方式
②スリップリング等、ブラシを回転体に押し付け摺動によって通電する方式
③水銀などの液体金属を介して通電する方式
ロータリーリンクコネクタⓇは、これらの方式とは異なり、独自の光通信ユニットによる非接触信号伝送方式を用いることで、Max.3Gbps の高速信号伝送をノイズレスで実現。回転環境下においても、3G-SDI 信号伝送を実現する世界に類の無い回転コネクタです。




回転・非回転環境下において、優れた信号伝送性能を誇るロータリーリンクコネクタⓇは、航空・防衛から一般産業まで幅広い分野で採用されています。
旋回型監視カメラ / ネットワークカメラシステム / レーダーシステム / 遠隔操作車両 / ロボット / FAネットワーク / 食品充填機 / レートテーブル / 検査機器 他
ブロック図

製品特徴(全製品共通)

非接触で信号・電力の伝送が可能
独自の光通信方式と電磁誘導ユニットの組合せにより、非接触で信号・電力の伝送が可能。
摺動によるノイズなし。接点部が無いため、回転・摺動によるノイズが発生せず、連続回転環境下においても高い信頼性を保持します。

機械的接点部がなくメンテナンスフリー
非接触回線方式により、スリップリング等の接点方式の回線機材のような接触子の摩耗・破損や摩耗クズが発生せず、摺動によるノイズが生じないため、信号の劣化などのリスクがありません。そのため、定期メンテナンスが不要となります。

省ケーブル設計
従来のケーブル配線による可動範囲制限を無くすことができ、可動部の省ケーブル化設計が可能。

RoHS指令対応
水銀・鉛等の有害物質や環境負荷物質は使用していません。

クリーン設計
非接触方式により摩耗クズが発生しないため、クリーンルームで使用される機器や医療・食品分野で使用される機器に適しています。

O/E, E/O converter(光電変換装置)不要
コネクタ本体から出ている配線を機器に繋ぐだけで使用でき、光電変換装置等の中継装置を必要としません。
製品特徴(製品個別)

- 高速信号伝送(Max.3Gbps) & 3G-SDI信号伝送
- 1000BASE-T Gigabit Ethernet対応
- 100BASE-TX Ethernet対応
- CC-LINK認定品
- 10W/12W/15W 電力伝送
- 中空型筐体可
製品別の仕様は「ラインナップ」のページをご覧ください。
FAネットワーク対応

CC-Link、1000BASE-T Gigabit Ethernet、100BASE-TX Ethernetなど、各種FAネットワークに適用可能なラインナップを取り揃えております。
連続・高速回転による信号接点部の摩耗や摺動によるノイズが生じるリスクがなく、より信頼性の高いシステムの構築を可能にします。